くだらない独り言 その3 発達心理学を学ぶための参考書
サッカーワールドカップで思いの外、検討している日本代表。
日本代表という点では私も負けてませんよ。
なんせ、“ダメダメ心理士日本代表”ですからね(*‘ω‘ *)エッヘン。
ダメダメ心理士ワールドカップがあったら、余裕で決勝進出しちゃう自信あります。
さて、そんな私も厚労省のムチャぶりは早く振り切ってしまいたいところです。
なんせ、公認心理師試験に合格しなければ、ダメダメ心理士ワールドカップがあっても出場権を失ってしまいますからね~。
ということで、お休み中、発達心理学関係の参考書を探していたのですが、なかなか良い本を見つけたので、ここに覚え書きを残しておきます。
それは、これだー。
『教育・保育・子育て支援のための発達臨床心理学』
伊藤恵子 文化書房博文社 2015
教育・保育・子育て支援のための発達臨床心理学 [ 伊藤恵子 ]
実は、学生時代から成人の精神障害者や精神科医療に絞って勉強していたため、発達関係は結構疎い私。
基礎心理学もさることながら、かなり発達心理学関係は警戒していました。
そこで、お休みをもらっている最中、いつも行っている図書館で発達心理学関係の本を漁ったのですよ。
本当に漁ったんです(`・ω・´)。
図書館に所蔵されている発達心理学や発達臨床心理学の本をあらかた持ってきて、公認心理師試験ブループリントとにらめっこしながら、片っ端から確認してきたわけですよ。
図書館の学生や職員さん、何事かと思ったでしょうね…。
その中で、一番、試験勉強に役立つと思ったのがこの本でした。
この本がいいところは、発達障害や生物学的基盤、法制度が網羅されているところです。
発達障害の項目はDSM‐5にも対応しており、普段ICD- 10しか見ていない私は、ひっじょーに勉強になりました。
また、知的障害の原因になり得るダウン症、脆弱X症候群なども詳しく、なおかつ簡潔に説明されていて、知的障害や発達障害の区分の変遷にも触れています。
その他、臨床心理学的アプローチの基礎、生物・心理・社会モデルなど、公認心理師試験ブループリントの結構な範囲をカバーしています。
個人的には試験勉強が終わっても手元に置いておきたい本だと思っています。
発達心理学関連の専門書は東京大学出版会が出している『発達心理学Ⅰ』『発達心理学Ⅱ』(無藤隆・子安増生 編)がまずは鉄板だと思われるのですが、医学的知識と周辺との関係の情報を集め、わかりやすくまとめている点では『教育・保育・子育て支援のための発達臨床心理学』の方が公認心理師試験勉強に向いていると言えるでしょう。
発達心理学の基礎的な本は持っているけど、もう1冊試験勉強のために何かほしい、という方におススメです。
という、やっぱりくだらないご報告でした~。ちゃんちゃん。(*´▽`*)
※こうした試験勉強を通して、有名どころではない先生の著書に光が当てられるといいな…とか思っています。