『公認心理師国試必須センテンス』を買うべきかどうか
みなさん、お久しぶりです。
ダメダメ心理士日本代表です。
自分の勉強とブログなどの更新のバランスが取れず、しばらくお休みいただいていました。
後に別エントリで参考書籍などをご紹介したいと思いますが、先に先日発売になった『公認心理師国試必須センテンス』(福島哲夫・監修 学研メディカル秀潤社)について、簡単な書評を書き残しておきたいと思います。
『公認心理師国試必須センテンス』を買うべきかどうか
さて、6月21日(木)に発売された『公認心理師国試必須センテンス』。
当日、Amazonだけではなく、セブンアンドワイでも予約販売で売り切れてしまい、注目度の高さがうかがわれました。
かくいう私も、「おお、自力で問題作ったり調べたりしなくても勉強できるツールができた。ばんざーい(´▽`*)」と思って、発売日当日書店で買ったのです……が。
若干期待外れ、でした(´・ω・)。しょぼん…。
何が期待外れだったのか。
内容的には公認心理師試験ブループリントの内容をだいたいカバーしており、まだ調べつくせていないところも押さえていて、その辺は買う価値があったと思います。
ただし、
解説が少ない…んですよね。
私は現在、『心理学検定一問一答問題集』のA・Bを攻略中でして、問題だけではなく解説が秀逸で非常に助かっています。
『公認心理師国試必須センテンス』にも同じくらいの解説を期待していたのですが…。
実際は、私がTwitterであげているような、何かの資料から抜き書きした文章の穴埋めだけで、詳しい解説がないんです。
なので、とりあえず言葉は覚えられるけど、どういう理論が背景にあるのか、とか、他のこととどういう関連性があるのか、というところがわからない内容なんです。
さらに、前半は赤字でシートで隠して覚えるパートなのに対して、後半は前半の赤字部分を空欄にした全く同じ文章をのせているだけでした。
正直、
穴埋めだった赤字部分だけで十分かなぁ…(-_-;)
と思いました。
同じ文章を載せるのだったら、その分他の解説に割いて欲しいと思いました。
情報量としては『心理学検定一問一答問題集』の方が遥かに上だと思います。
また、参考文献もあまり載っておらず、自分で調べるにも手がかりがなく、情報の正確性を担保する上手も…うーん、という感じでした。
惜しいな~。
解説がもっとあればな~。
ただし、読んでいるだけでも勉強になる部分はありますし、お金に余裕がある人は『心理学検定一問一答問題集』との合わせ使いで、さらなる実力アップは期待できると思います。
ということで、さわりとして持っておくにはいいけれど、深く学ぶには物足りない、という感じでした。
参考になれば幸いです(´ω`*)。
心理学検定一問一答問題集(A領域編) [ 日本心理学諸学会連合 ]
心理学検定一問一答問題集 B領域編 / 日本心理学諸学会連合心理学検定局 【本】