心理学試験のための問題と資料

公認心理師試験をはじめとした、心理学試験のために作成した問題をのせています。問題は専門書から一部抜粋し変更して作成しています。お役に立てると嬉しいです。

くだらない独り言 その2 精神医学の参考書は『標準精神医学』(医学書院)の一択だと思っています

ダメダメ心理士日本代表の私。

何がダメって、基礎心理学をすっ飛ばしているからダメダメなんです(*´▽`*)キャハ。

 

 

 というわけで、ここが私の鬼門なんですが、幸い『心理学検定一問一答』(日本心理学諸学会連合会心理学検定局)という、非常にありがたーい問題集があるので、勉強しやすいなあ、と思います。

 (ありがたやー、ありがたやー)

 

心理学検定 一問一答問題集[A領域編]

 

心理学検定 一問一答問題集[B領域編]

 

さすが、日本心理学諸学会連合会が作っただけあって、公認心理師関係の問題なども盛り込まれていて、幅広~い、めっちゃひろ~い(´▽`*)。

(あ、若干溺れそう…ブクブク.。o○)

 

基礎心理学から健康心理学、犯罪心理学、法律、制度まで、非常によく公認心理師試験ブループリントの範囲をカバーしていると言えるでしょう。

しかも、解説が秀逸で、問題解いてるだけで基礎心理学の流れや関連が掴めちゃう。

 

『公認心理師現任者講習会テキスト2018年版』(金剛出版)を復習するのにも、役立ちますし、公認心理師試験受験には必須のテキストと思っています。

(私は1か月で、この問題集をコンプするヨ( ー`дー´)キリッ)

 

 

しかし、気になる点が1つ。

 

それは、“精神疾患とその治療”の範囲が弱い、と感じるところです。

 

触れてはいるんですけど…。

 

何というか、「どういう風に精神科医療の範囲が、発達心理学犯罪心理学などの分野につながっているか」、とか、そういうところが弱い感じがするんです…。

精神科医療の“カタチ”あるいは“視点”といったものがわかりにくいかなあ、というか…。

 

精神科医療など医療機関で働いた経験がある人には忘備録として役に立つと思うけれど、初学者には向いていないかな、と思う次第です。

 

  

 

そこで、先のエントリでは精神医学の範囲を勉強するための本をいくつかあげた…、のですが。

  

sakura0501.hatenablog.com

 

公認心理師試験まで残すところ3か月ちょっとというところで、全部を読むのはほぼ不可能だと思います。

それにお財布にも厳しいよね…(´・ω・)。

 

 

そこで、おせっかいながらも、私なりに考えたわけですよ。

「もし、今から公認心理師試験対策のために1冊だけ精神医学の本を買うとしたら、どれにするか」

 

そして、この度1つの結論に達しました。

 

『標準精神医学第7版』(医学書院)一択だな(∩´∀`)∩

 


標準精神医学 第7版 (Standard Textbook)

 

この本はたびたびTwitterでも取り上げているのですが、試験まであと3か月という時点で精神医学を勉強する本で迷っている方に、改めて推したいと思っています。

 

 しかし、ここまで推してると

 

「お前は医学書院の回し者か(。-`ω-)」

 

と思う方もいらっしゃるでしょう。

 

 

でも、

それは誤解です!;つД`)

私、公認心理師試験ブループリントが公開される前から、この本の第6版を持っていたんです。

 

それに、この本が役に立っている理由は、ちゃんとあるんですよ〜。

 

①医師国家試験を意識している

巻末に「医師国家試験出題基準(平成30年版)」が載っている通り、この本は相当、医師国家試験を意識していると考えられます。

また、「医師国家試験出題基準(平成30年版)」は興味深いことに、出題内容が公認心理師試験ブループリントと重なる部分が多いんです。

自殺対策基本法民法成年後見制度〉、日内〈概日〉リズム〈サーカディアンリズム〉などなど)

考えてみれば、公認心理師試験の問題も医師国家試験の問題も、作っているのは同じ厚労省。2つの試験の出題基準をある程度合わせてくるのは、自然な流れなんじゃないでしょうか。

きっと、この本を内容を押さえていれば、公認心理師試験の問題にも十分対処できると思うんです。

 

②公認心理師試験ブループリントの広範囲をカバーしている

この本は表題の通り、「医師に向けた精神医学」の本です。

しかし、だからといって、精神病理や精神薬理とか、医学的な話に終始しているわけじゃないんです。

精神疾患と治療にまつわる法律、制度、リハビリ、他分野への関連、さらには心理検査、心理療法、発達理論などなど、「これって臨床心理学の専門知識じゃね?」といったことまで、非常に幅広い内容を取り上げているんです。

(構成的に医学・精神医学=60%、精神医学関連=40%といった感じ)

 

さらに、説明が簡素かつ的確なところが、なんとも小憎らしい(笑)。

公認心理師試験ブループリントで取り上げられている、“概日リズム”“発達障害者支援法”といったことも、ちゃんと載っていて、しかも、わかりやすく読みやすい文量で書かれているのが、非常にありがたいんです。

 

 

そして最後に

 

さりげなく、ICD‐10とDSM‐5両方に対応

DSM‐5の変更点も押さえているところが

一番のチャームポイント(´▽`*)♡

 

 

 

 

…ご理解いただけますと幸いです。

 

 私の試験勉強では

『公認心理師現任者講習会テキスト2018年版』(金剛出版)

『心理学検定一問一答』(日本心理学諸学会連合会心理学検定局)※A・B領域両方

『保健と健康の心理学第2巻 保健医療・福祉領域で働く心理職のための法律と倫理』(ナカニシヤ出版)

と並んで(あるいはそれ以上)、活躍しており、

 

今や私の中で

 

公認心理師試験必携テキスト・四天王

 

となりつつあります。

 

 

 

 

…ということで、現時点で「精神医学の勉強、どの本でしょう」と考えているみなさん。

おススメします。

 

 

最後に、あらためて

 

ありがとう、医学書院。

とっても助かってまーす(*´▽`*)。

 

また、くだらなくなって、すみません…。