心理学試験のための問題と資料

公認心理師試験をはじめとした、心理学試験のために作成した問題をのせています。問題は専門書から一部抜粋し変更して作成しています。お役に立てると嬉しいです。

尺度水準の復習(問題165~168)

散々、Twitterでは問題を出していましたが、『心理学 第4版』(東京大学出版会)に尺度水準についてまとめられた文章があるのを見つけたので、ダメ押しで出題します。

わからない方は、Twitterの過去問を解いてみてください。

 

問題

問題165 次の文章に当てはまるものを選びましょう。

賛成を1、どちらとも言えないを2、反対を3と表わす場合は、数値の大きさも順序も意味はなく、意見を分類するためのカテゴリーを区別するため、仮の数値をあてはめているにすぎない。

 

1.順序尺度 2.名義尺度 3.距離尺度 4.比率尺度 5.名目尺度

 

 

問題166 次の文章に当てはまるものを選びましょう。

意見を、1.非常によい、2.よい、3.どちらとも言えない、4.悪い、5.非常に悪い、と5段階に区分するときは順序としての意味がある。しかし、1と2の距離が2と3の距離よりも短いなどとは言えない。数値の足し引きもできない。

 

1.度数尺度 2.名義尺度 3.間隔尺度 4.順序尺度 5.比率尺度

 

 

問題167 次の文章に当てはまるものを選びましょう。

数値を間隔の差で表し、数値の比を考えない。たとえば温度計の数値で、40度は20度よりも暑いとは言えるが、前者が後者の2倍暑いとは言えない。通常、標本の平均、分散、相関など、ほとんどすべての統計量を求めることができる。被験者の回答を数値で表示するのに用いることが多い。

 

1.間隔尺度 2.名目尺度 3.度数尺度 4.比例尺度 5.距離尺度

 

 

問題168 次の文章に当てはまるものを選びましょう。

通常、長さや重さなどを数値として考える内容と同じである。原点0からの距離を測ることができ、数値どうしの比が考えられる。幾何平均、調和平均、変動係数なども計算できる。

1.順序尺度 2.名義尺度 3.比率尺度 4.距離尺度 5.比尺度

 

 

 

 

 

解答

問題165 解答

2.名義尺度 または 5.名目尺度

 

問題166 解答

1.度数尺度 または 4.順序尺度

 

問題167 解答

1.間隔尺度 または 5.距離尺度

 

問題168 解答

3.比率尺度 または 5.比尺度

 

 

いかがでしたか?

この辺から、少しずつ心理学統計も入ってきますね。

少しずつ確認していきましょう(´ω`*)。