科学者ー実践者モデル
科学者ー実践者モデルのまとめ
普段から勉強不足の私にとって、ブループリントに乗っている数々の言葉はわからないことばかりです。
その1つである“科学者ー実践者モデル(the Scientist -Practitioner Model)”について、良い記述を見つけたので、ここにまとめます。
以下、『心理学の基礎三訂版』(今田寛・宮田洋・賀集寛 共編・培風館、p251)から引用していきます。
科学者ー実践者モデル(the Scientist -Practitioner Model)は1949年アメリカのボールダーで開催された会議で確立され、別名“ボールダーモデル”といいます。
科学者ー実践者モデル(the Scientist -Practitioner Model)に基づく臨床心理学者養成プログラムには以下の5つの特色があります。
①心理学の基礎分野の知識を習得させる
②臨床心理学専門知識の習得は講義やセミナーと併行して実習を積ませることにより強化する
③科学的な研究法と統計などによるデータの評価方法を必須科目にする
④1年間に相当する臨床心理のインターンシップ制度を実施する
⑤実証研究に基づく博士号(Ph.D.)学位論文の提出を義務づける
…へー、そうなんだ~。
って、ハッ(゚д゚)!
これって、公認心理師試験の出題範囲で求められている知識と重なるではありませんか。
まじかー。
さらに、“臨床心理学専門家は科学者であるべきか、それとも実践家であるべきか、という二者択一型の考え方ではなく、双方のバランスが大切”とあり…。
まじかー。
私、実践しかできないから、めっちゃバランス悪いわー(笑)。
学部で心理学を専攻しないで大学院に入ったから、実験とか統計とか、さっぱりだしね…。
なんか後進の方に申し訳ないわー;つД`)
(実験と統計が全くだめな時点で、落第ですねー)
ちなみに、『心理学の基礎礎三訂版』によると臨床心理学の基礎訓練と資格の問題は世界各国で検討が重ねられているんだとか。
神経心理学や認知心理学をとっても、医学や情報処理科学などの他領域の学問と重なることが多いですし、現場に出ると社会・福祉的問題にも関わらざるを得ないので、どこに軸を置くか結論を出すのが難しいのでしょうね。
科学者ー実践者モデル(the Scientist -Practitioner Model)が全てではないかもしれませんが、いつでもクライアントの質問や要請に応えられるよう、しっかり研鑽しなければならないことは確かだと思います。
死なない程度に、がんばります(笑)。