問題58‐59 サイコオンコロジー(psycho-oncology、精神腫瘍学)
問題
問題58 A~Cに当てはまるものを選びましょう。
がん患者を対象とした有病率調査から、約半数の患者になんらかの精神医学的診断が認められ、病気にかかわらず頻度の高いものは、(A)、(B)、(C)であり、身体状態の悪化する終末期になるに従い(C)の相対的な割合が増加する。
1.せん妄 2.うつ病 3.記憶障害 4.適応障害 5.妄想 6.幻覚
問題59 Aに当てはまるものを選びましょう。
せん妄の頻度が高いがん患者の精神症状を評価する際には、まず(A)の状態を評価することが原則である。(A)が清明であることを確認した後に各々の精神症状を評価していく。せん妄が除外されれば、がん患者に頻度が高い(B)・(C)面の症状に焦点を当てて評価していく。
1.身体 2.意識 3.感情 4.気分 5.記憶
解答
問題58 解答
(A)ー4.適応障害、(B)-2.うつ病、(C)-1.せん妄
問題59 解答
(A)ー2.意識、(B)-4.気分、(C)-3.感情
(出典:標準精神医学 第6版 (Standard textbook) 医学書院・p185)