心理学試験のための問題と資料

公認心理師試験をはじめとした、心理学試験のために作成した問題をのせています。問題は専門書から一部抜粋し変更して作成しています。お役に立てると嬉しいです。

問題46-50

問題

問題46 次の文章に関連するものを選びましょう。

心的活動に伴う血中酸素レベル(ヘモグロビン)による磁気変化を手がかりとして脳の活動を計測する。空間分解能は高いが、時間分解能は低い。

1.PET 2.CT 3.NIRS 4.EEG 5.fMRI

 

問題47 次の文章に当てはまるものを選びましょう。

陽電子放射線同位体で標識された薬剤を被験者の血中に注入して、脳内に分布する血流の変化を計測する。空間分解能は高い。時間分解能は中程度。

1.PET 2.fMRI 3.EEG 4.NIRS 5.CT

 

問題48 次の文章に当てはまるものを選びましょう。

近赤外線が人体の透過性が高いことを利用して、頭蓋を通して脳に近赤外線を当て反射してくる光の吸収程度によって脳活動を計測する。時間分解能は中程度だが、空間分解能は低い。

1.CT 2.PET 3.fMRI 4.EEG 5.NIRS

 

問題49 次の文章に当てはまるものを選びましょう。

特定の刺激や心的活動に対応した脳波の変化を、頭皮を通じてい計測する。(中略)時間分解能は高いが、ノイズが含まれるため、多数回の刺激の反復を必要とする。空間分解能は中程度。

1.EEG 2.CT 3.fMRI 4.NIRS 5.PET

 

問題50 次のうち非侵襲的な機能的脳画像法を全て選びましょう。

1.PET 2.EEG 3.fMRI 4.NIRS 5.MEG

 

 

 

解答

問題46 解答 5.fMRI(functional magnetic resonance imaging)

(出典:心理学 第4版 東京大学出版会・p328)

 

問題47 解答 1.PET(positron emission tomography)

(出典:心理学 第4版 東京大学出版会・p328)

 

問題48 解答 5.NIRS(near infrared spectroscopy)

(出典:心理学 第4版 東京大学出版会・p328)

 

問題49 解答 1.EEG(electroencephalography)

解説:中でもよく用いられるのが事象関連電位(event-related potential:ERP)と呼ばれている方法である。

(出典:心理学 第4版 東京大学出版会・p327)

 

問題50 解答 2.EEG、3.fMRI、4.NIRS、5.MEG

解説:PETは放射線による被曝の可能性が考えられ、非侵襲的とは言えない。

(出典:心理学 第4版 東京大学出版会・p328)

 

 


心理学 第5版