心理学試験のための問題と資料

公認心理師試験をはじめとした、心理学試験のために作成した問題をのせています。問題は専門書から一部抜粋し変更して作成しています。お役に立てると嬉しいです。

問題21-25

問題

 

問題21 A、BおよびCに当てはまるものを選びましょう。

少年犯罪は警察や検察庁で捜査を行った結果、(A)が存在すると認められる場合は保護の観点から、(B)なものであっても必ず家庭裁判所にその事件を送致する(C)を採っている。

1.全件送致主義 2.非行事実 3.犯罪 4.重篤 5.軽微

 

問題22 Aにあてはまるものを選びましょう。

(A)では、子の年齢が16歳未満であると、子どもを奪われた親は国の政府を通じて相手国に子どもの返還や面会を請求できることになっている。

1.ワシントン条約 2.ハーグ条約 3.ボン条約 4.シンガポール条約 5.モスクワ条約

 

問題23  Aにあてはまるものを選びましょう。

(A)は、人工透析を数年行った患者の0.6~0.8%に言語障害(構音障害、失語、無言)、ミオクローヌス、着衣失行、健忘、無関心、性格変化などを生じる亜急性・進行性脳症。

1.神経衰弱 2.器質性精神症候群 3.透析脳症 4.透析認知症 5.悪性症候群

 

問題24 Aにあてはまるものを選びましょう。

(A)は、明らかな脳血管性障害後にうつ病を呈するものである。(中略)(A)はかなりの頻度で出現する。(中略)平均的な持続期間は約9か月であるが、新たな発症例が加わるため1年後でも同等の有病率を示す。

1.強迫性障害 2.アパシー 3.アプロソディア 4.脳卒中うつ病 5.多幸症

 

問題25 Aにあてはまるものを選びましょう。

(A)は、高齢者のうつ病MRI所見に基底核・白質のラクナ梗塞および脳室周囲高信号が目立つことから提唱された概念であり、脳血管障害の明らかな既往がないものをいう。

1.脳卒中後躁病 2.ジャルゴン失語 3.レビー小体型認知症 4.血管性うつ病 5.相貌失認

 

 

 

 

解答

問題21 (A)ー2.非行事実 (B)-5.軽微 (C)-1.全件送致主義

(出典:公認心理師現任者講習会テキスト[2018年版] 金剛出版・P104)

 

問題22 解答 2.ハーグ条約

(出典:公認心理師現任者講習会テキスト[2018年版] 金剛出版・p107)

 

問題23 解答 (A)ー3.透析脳症 または 4.透析認知症

(出典:精神症候学第2版 弘文堂・p182)

 

問題24 解答 4.脳卒中うつ病

解説:内因性うつ病との相違点 ①環境に反応して気分の変動や病的な常同表出が見られる、②罪責感は少ない、③自殺企図は稀である、④性差はみられないなど。

(出典:脳血管障害と神経心理学 第2版 医学書院・p70)

 

問題25 解答 (A)ー4.血管性うつ病

解説:相違点は脳卒中うつ病と同じ。

(出典:脳血管障害と神経心理学 第2版 医学書院・p70)

 

 


脳血管障害と神経心理学[本/雑誌] (単行本・ムック) / 平山惠造/編集 田川皓一/編集